導入事例 > 山梨県小菅村

概要
山梨県小菅村では、2020年2月から新たな実証実験が始まりました。この取り組みでは、IoT技術を活用し、林業従事者の安全確保や獣害対策を強化することで、地域経済の活性化をめざしています。山間部という特有の環境を生かし、より効率的で持続可能な林業の運営と地域創生の実現をめざしています。

取り組みの内容
小菅村では、山間部でも安定した通信が可能なLPWA技術を活用し、ネットワーク環境を整備しました。これにより、以下の2つの大きな課題解決をめざしています。
■林業従事者の安全確保
林業作業は危険がを伴うため作業であり、事故発生時の迅速な対応が重要です。この実証実験では、専用アプリと通信機器を活用し、緊急時にSOS信号を送信できる仕組みや、作業者の位置情報をリアルタイムで把握できる機能を導入しました。これにより、事故発生時の早期対応が可能となります。
■獣害対策
シカなどの獣害は、森林の育成や農作物に深刻な影響を及ぼします。そこで、IoT技術を活用し、捕獲トラップが作動した際に即座に通知を受け取れる仕組みや、カメラを使ってリアルタイムで状況を確認できるシステムを導入。これにより、獣害対策の効率化を図ります。

今後の展開
この実証実験で得られた技術やノウハウを活かし、地域全体でIoT技術を活用した「Smart Village」の実現を目指します。LPWA技術を基盤に、林業・農業・観光業など幅広い分野へ応用し、地域経済の活性化と持続可能な成長を促進していきます。

関連リンク
報道発表資料




