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概要
2020年4月、東京都農林水産振興財団、NTT東日本、NTTアグリテクノロジーの3社は、最先端の農業を実現するため、ローカル5Gを活用した連携協定を締結しました。
この取り組みでは、新たな技術を導入し、農作業の効率化と生産性の向上をめざしています。

連携の背景と目的
農業はこれまで、人手不足や作業の効率化など、多くの課題に直面してきました。こうした課題の解決策として、最新のテクノロジーの導入が注目されています。特に、ローカル5Gの活用は、農業現場に大きな変革をもたらすと期待されています。
今回の連携では、超高速通信をが可能なローカル5Gを活用し、遠隔操作やリアルタイムでのデータ解析を実現。これにより、農作物の健康状態を精密に監視し、最適なタイミングで作業指示を出すことができます。
農業従事者にとっては、現場での作業負担が軽減され、より効率的な運営が可能になります。

どんな技術が使われるのか?
実際に現場で使用されている技術をご紹介します。
・ローカル5G:超高速・大容量の通信を活用し、現場からのデータをリアルタイムで解析。農業の新たな可能性を切り拓きます。
・高解像度カメラ:農作物の成長状態や病害虫の発生を詳細に監視し、早期対応をサポート。
・スマートグラス:作業者が現場で視覚的なサポートを受けながら、効率的に作業を進められるよう支援。
・自律走行型ロボット:農作業を自動化し、作業時間を短縮。人手不足の解消に貢献します。


実施場所
この新しい取り組みは、東京都内の複数の場所で試験的に導入され、実証実験が行われています。主に、NTT東日本の研修センター(調布市)や東京都農林総合研究センター(立川市)で実施される予定です。
