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一次

生産

NTTアグリテクノロジーは、ICT技術を活用した統合環境制御等により、収穫量や生産効率を最大化する次世代の施設園芸に強みを持っています。さらに、農業法人として、地域のパートナーと協力し、効率的で持続可能な農業の実現に向けた取り組みを進めています。

持続可能な次世代施設園芸へ

最先端の農業用ハウス

特徴

1

担い手不足を解消/デジタル化

作業計画の策定・見直し、従業員の適正配置や作業の標準化等により、雇用労働力を活用した効率的な生産を実現し、経営規模を拡大させます。

特徴

2

高い生産性によるサステナビリティ

ICTを活用して複数の環境(温度・湿度・CO2等)を組み合わせて環境制御することにより、周年・計画生産を実現し、収量を飛躍的に向上させます。

特徴

3

化石燃料依存からの脱却

地域の再生可能エネルギー(光、バイオマス、バイオガス、地熱)を活用し化石燃料依存から脱却することにより経営を安定化させます。

上空からのハウス

「NTTならではのスマート農業」と「生産から流通・販売まで幅広い事業経験」を掛け合わせ、お客様と共に次世代の農業経営をデザインします。さらに、ICTやAI技術を活用したスマート農業のソフト部分に留まらず、次世代園芸施設の設計・施工エンジニアリングのハード部分の両輪で、環境制御やLED照明を駆使した生産環境の最適化を実現します。これにより、大規模施設園芸に対応した施設で、エネルギー効率の改善と生産性向上を同時に実現します。

さらに、自動搬送車(AGV)を活用することで、農業施設や園芸施設内での作物や資材の自動運搬を支援し、作業負担の軽減と施設運営の効率化を実現します。NTTアグリテクノロジーが提供する「次世代施設園芸」は、高い経済性と環境配慮の両立を目指し、従来の温室では難しい高い生産性と、未来に繋がる脱化石燃料の新しいカタチを共に作り上げていきます。

上空からみたハウス

ハウス内のハンギングガター

ハウス内部

取組の背景

次世代施設園芸への取り組みは、持続可能な農業の実現に向けた重要なステップです。気候変動や労働力不足といった課題に即応し、効率的で安定した農産物の生産をめざしています。弊社NTTアグリテクノロジーは、ICTやAI技術を活用したスマート農業ソリューションを提供し、環境負荷の低減や生産性の向上を実現する次世代園芸施設の提供をワンストップで行います。これにより、次世代施設園芸の発展を牽引し、未来の農業を支える技術革新に貢献しています。

めざすべき姿

NTTアグリテクノロジーは、次世代施設園芸を通じて、経済的及び環境的に持続可能な農業の実現をめざしています。高度なICT技術やAI技術を活用し、大規模施設園芸に対応した環境制御を行うことで、農業の生産性向上と環境負荷の低減を両立させます。これにより、農産物の安定供給を実現するとともに、地域社会の活性化や農業従事者の労働環境の改善にも貢献します。さらに、データ駆動型の農業管理により、作物の品質向上と収益の最大化をサポートし、未来の食糧問題解決に貢献します。

施工チーム

大規模施設園芸の施設外観

環境に優しく、地域を元気に。新しい水産業のカタチ

完全閉鎖循環式陸上養殖

AGRI CHANNEL

サスティナブルな陸上養殖のカタチ

特徴

1

サステナブルな
「完全閉鎖循環式」

魚の排泄物や餌の食べ残しで汚れた飼育水をバクテリアで浄化。最低限の換水で排水量を減らし、水資源を再利用。病原体や寄生虫のリスクも軽減し、健康的な飼育環境を実現します。

特徴

2

ICTの活用で専門家からのデータドリブンな指導に基づく飼育

水質などの飼育環境データをクラウドで一元管理。産官学連携により、データを基にした遠隔指導を受けられるため、より安心して飼育管理ができます。

特徴

3

高い事業継続性の実現に向けて
ワンストップで対応

ご希望の魚種に合わせた最適なプラントエンジニアリングを提供。生産拠点や販路の開拓、事業計画案の策定まで、幅広い相談に対応します。

NTTアグリテクノロジーでは、環境に優しい完全閉鎖循環式陸上養殖を活用したスマート養殖により、安定的で持続可能な水産業の実現をめざしています。水質管理やデータ活用により、効率よく生産を行い、地域特産品の創出や新しい産業の支援にもつながります。これからの食の安全と環境保護に貢献することを大切にしています。

水槽

ファーム陸上養殖に成功したタマカイ

陸上養殖に成功したタマカイ

取組の背景

現在、世界の水産資源の約7%しか生産量を増やす余地がなく、特に新興国では食用魚介類の消費が過去50年で2倍に増えています。こうした中で、地政学リスクや気候変動、資源や資材の価格高騰が食の安全に対する不安を高めています。また、気候変動や海洋環境の変化により、海面養殖では海水温の上昇や赤潮、悪天候による生け簀の破損などのリスクが増加しています。さらに、餌の食べ残しや排泄物が環境に影響を与えることもあります。これらの課題を解決するためには、安定した飼育環境で高い生産性を保ちながら、環境への負担を減らす新しい養殖方法が必要とされています。

めざすべき姿

私たちがめざすのは、地産地消の促進と地域の活性化を大切にした取り組みです。完全閉鎖循環式陸上養殖の技術で、各地域のニーズに合った新鮮でおいしい魚を安定的に生産します。この仕組みを通じて、地域の特産品を作り出し、地域ブランドとして広めることをめざしています。また、廃校など地域の空き施設や地域エネルギーを活用した新しい産業の創出や、ふるさと納税の返礼品として地域の魅力を発信する取り組みも行っています。こうした活動を日本各地に広げ、地域が持つ自然資源を活かしながら、環境にやさしい循環型社会を築いていきたいと考えています。

自社ファームでのスマート農業の実践

最先端技術活用した

リーフレタスの生産

特徴

1

周年・計画生産の実現

高度な環境コントロール技術・IoT等の最先端技術を活用することでリーフレタスに最適な環境を作り出し、生産性の向上を図るとともに、収量の飛躍的な向上を実現します。

特徴

2

環境に配慮した設計

使用電力は100%再生可能エネルギーを利用しており、自動環境制御システムによりエネルギー消費を効率化、また水も大切な資源と考え、地下水を利用する潅水システムでは適切なタイミングで自動潅水を行い、廃水についても循環させ再利用しています。

特徴

3

働きやすい環境

人の作業稼働が最小限に抑えられる設計となっており、腰をかがめることなく収穫が可能なこと等、身体への負担が少なく作業ができるため、農業未経験者でも働くことができます。

リーフレタスの自動栽培

NTTアグリテクノロジーは、NTTグループ初の農業専業会社として2019年に設立しました。ICTを活用した統合環境制御等により、収穫量や生産性を最大化する次世代施設園芸分野に強みを持ち、スマート農業の先駆者として「べジアイシティ山梨中央」を山梨県に構築し、地域のパートナーとともに運営しています。

べジアイシティ山梨中央

取組の背景

私たちは、農業分野におけるICT活用の可能性を広げるため、次世代施設園芸技術を活用した自社ファームでレタス栽培を行っています。農業分野では、高齢化や後継者不足、遊休農地の増加といった課題が深刻化しており、これらを解決するための新たな取り組みが求められています。NTTアグリテクノロジーは、スマート農業技術と先進技術を駆使した効率的な農業運営をめざし、レタス栽培の実践を通じて得たノウハウを、全国の農業生産者の皆さまに提供しています。この取り組みにより、農業の未来を切り開き、地域課題の解決に貢献していきます。

めざすべき姿

私たちは、ICTや最新技術を活用して、地域の農業を支える新しい形の施設園芸をめざしています。私たちが大切にしていることは、効率化だけでなく、持続可能で安定した農産物の生産です。自社ファームで得たノウハウを活かし、環境制御や農場運営に必要な生産管理システム(DF)を提供して、生産性の向上をお手伝いします。また、地域の農業法人や自治体と協力しながら、一次産業を起点に周辺産業やインフラを集積させ、NTTグループのアセットを組み合わせた地域づくりを目指しています。こうした取り組みを通じて、後継者不足や遊休農地の問題解決に貢献し、持続可能な農業モデルを日本全国、さらには世界に広げていきたいと考えています。

事業に関するご相談を承っています

遠隔指導で実現する次世代農業

遠隔農作業支援の実証圃場での
トマト栽培

AGRI CHANNEL

最先端機器を駆使した高機能トマトハウス

特徴

1

最先端技術による効率化

統合環境制御により運営が省力化・効率化され、週休2日を実現しています。また、遠隔指導でタイムリーに専門家のアドバイスを受けることができます。

特徴

2

周年・計画生産の実現

高度な環境コントロール技術・IoT等の最先端技術を活用することでトマトに最適な環境を作り出し、生産性の向上を図るとともに、収量の飛躍的な向上をめざしています。

特徴

3

最先端技術による効率化 地域貢献と食育

収穫されたトマトは地元の小学校に提供され、食育活動の一環として活用されています。子どもたちが農業に触れ、興味を持つきっかけを作っています。

私たちは、東京都調布市の統合環境制御のできる農業ハウスで、最新のIoT技術を活用したスマート農業に取り組んでいます。ここでは、4Kカメラやスマートグラスを使って、遠隔からトマト栽培をサポートしています。このプロジェクトは、東京都農林水産振興財団と連携し、農業初心者や新しい取り組みをする生産者を支援しています。収穫されたトマトはJAや地元の学校などに提供され、食育にも活用されています。NTTアグリテクノロジーは、地域の農業を支え、持続可能な社会づくりに貢献しています。

東京都調布市トマト圃場 

ロボットの活用

スマートグラスを活用した遠隔指導

ドローンのハウス内飛行

4Kカメラ

取組の背景

NTTアグリテクノロジーでは生産者の減少や技術指導に係る人手不足という問題に対し、就農者数の維持・拡大に向けて就農者をサポートする仕組みづくりや技術指導の効率化を図る必要があることから、遠隔営農指導の充実に力を入れています。先端技術を駆使した遠隔からの専門家の指導により、栽培未経験者でも安定した栽培を行うことができるか、技術指導の効率化や高品質化の取り組みで得られた成果を社会実装につなげることで、就農者の減少や食料自給率の問題解消に貢献していきます。

めざすべき姿

NTTアグリテクノロジーではICTや最新技術を活用して、地域の農業を支える新しい形の施設園芸をめざしています。私たちが大切にしているのは、効率化だけでなく、持続可能で安定した農産物の生産です。自社ファームで得たノウハウを活かし、環境管理や生産管理のシステムを提供して、農業の生産性をアップさせるお手伝いをします。また、地域の農業法人や自治体と協力しながら、農業を中心に地域経済の活性化を進め、農業エコシティの実現をめざしています。こうした取り組みを通じて、後継者不足や遊休農地の問題解決に貢献し、持続可能な農業モデルを日本中、さらには世界に広げていきたいと考えています。

事業に関するご相談を承っています

農業を未来へ。夏秋イチゴの地域ブランド確立

産地形成に向けた新たな挑戦

AGRI CHANNEL

秋田県潟上市に夏秋いちごが誕生

特徴

1

地域ブランド確立

秋田県の自然環境と先進技術を融合させ、高品質ないちごを栽培。地域の特産品としてのブランド化を進め、地域経済の活性化をめざしています。

特徴

2

スマート農業技術の導入

未来の農業を見据えたIoTやAI、ロボット等の技術も取り入れた栽培も実現。生産性向上と品質の安定を図り、収量の最適化を目指して進めています。

特徴

3

6次化を通じた農産物の
付加価値向上

地域産品の魅力を向上させるため、栽培から販売において地域メンバーと連携し「夏秋いちごを使ったスイーツ開発」などを行い、県内・県外に向けた魅力発信を行っています。

私たちは、秋田県での夏秋いちご栽培を通じて、持続可能な農業をめざし、産地形成に挑戦しています。耕作放棄地をリメイクした圃場で高品質ないちごを安定生産することで、地域の特産品としてのブランド確立に寄与します。これにより、秋田県の農業に新しい風を与え、地域全体の活性化を促進しています。

リフォーム前のハウス

秋田潟上夏秋いちごファーム

ハウス内部

いちごパッケージ

取組の背景

夏秋いちごは、国産いちごの生産量が極端に減り、取引価格が高くなる夏から晩秋を狙って収穫する作型のいちごとなっていて、北海道を中心とする東北3県は気候的に夏場が涼しいため生産拡大・安定供給が期待されています。その中で、スマート農業等最先端技術を活用した実証を通じて出会った地域生産者達と協議会を創設し、「夏秋いちご」という新たなブランドで産地形成を実現し、地域経済活性化に貢献することをめざしました。

めざすべき姿

NTTアグリテクノロジーがめざしているのは、地域の魅力を活かした持続可能な農業の実現です。地域の農産物を高品質に育て、地域ブランドを強化しながら、地域経済の活性化につなげていきます。そのために、次世代農業従事者のサポートを実施し「夏秋いちご」の安定生産を実現します。また、地元の農産物を多くの人に知ってもらうため、栽培から販売において地域メンバーと連携し「夏秋いちごを使ったスイーツ開発」を拡大していきます。そして、農業を通じて、地域を元気にし、持続可能な未来をつくる取り組みを進めています。

事業に関するご相談を承っています

地域に眠る資源の循環~森のめぐみ研究所~

森薫るしいたけ

AGRI CHANNEL

エコロジーな循環型モデル ~森のめぐみ研究所~

特徴

1

地域資源を活用

近隣の森林から生まれた未利用木材、廃校、きのこ栽培のノウハウなど、地域が有する資源を活用しサスティナブルな方法で新しい価値を生み出しています。

特徴

2

再生可能エネルギー

未利用木材を原料とした木質バイオマスのエネルギーを活用し、化石燃料に頼らない、地球にやさしい事業を実現しています。

特徴

3

地域を元気に

しいたけの生産が新たな雇用を生み、見学に訪れる人々で地域がにぎわいはじめ、地域に大きな活気をもたらしています。

「森のめぐみ研究所」は、地域に眠る資源を活かした循環型社会の創造をめざすNTT東日本・NTTアグリテクノロジーのプロジェクト。このプロジェクトから生まれたのが森薫るしいたけです。廃校となった小学校にて、地域の未利用木材を原料とした木質バイオマスによりエネルギーを生み出し、そのエネルギーでしいたけを栽培しています。肉厚なしいたけをめざし、圃場にはセンサーを完備し温度・湿度などの栽培環境を徹底管理。また、原産地(植菌地)はもちろん、収穫地まですべて国内で生産している完全国産しいたけです。栽培には森林由来の再生可能エネルギーを使用し、環境に配慮した商品です。

生産圃場内部

栽培中のしいたけ

菌床しいたけ

廃校と生産現場

生産圃場

生産環境

森林 / チップ

取組の背景

地域には活用されずに眠っている資源が豊富にあります。例えば、森林整備で生じた未利用木材や、廃校となった施設、また地域で培ったきのこ栽培のノウハウもその一部です。これらの資源を活用し、木質バイオマスエネルギーを利用した菌床しいたけ栽培に取り組み始めました。この取り組みは、食品ロスの削減や地域雇用の創出を通じて、賑わいを生み出し、サステナブルな循環型社会の実現をめざしています。エシカルな視点で資源を再利用し、地域が元気であり続ける仕組みを作りながら、SDGsの達成にも貢献したいと考えています。

めざすべき姿

私たちは、地域が存続し続けるために、その地域に眠る資源を活用した循環型社会の実現をめざしています。持続可能な循環型社会であるために、本プロジェクトを通じて新たな産業を興し、特産品や地域のブランドを生み出し、観光振興や地域経済の活性化を図っています。また、新たな産業を興すことで雇用を生み、人口流出の抑止や地域コミュニティの活性化にも貢献したいと考えています。さらに、環境負荷の軽減にも貢献し地域が元気であり続けるための仕組みづくりを進めています。将来的には、この循環型社会のモデルを全国に広げ、より多くの地域を存続させたいと考えています。

事業に関するご相談を承っています

専門家と生産者をつなぎ、データ駆動型の支援を実現

遠隔営農支援

AGRI CHANNEL

生産者と専門家をつなぐ架け橋

特徴

1

リモート農業支援で訪問なしに
複数圃場を支援

ダッシュボードに表示される環境センサーやカメラ映像、生産者の作業記録をもとに栽培指導が可能です。さらに、スマートグラスで双方向なリアルタイムコミュニケーションを実現します。

特徴

2

専門家の技術・ノウハウ継承

システムを通して指導することで、個々の専門家が持つ栽培ノウハウを蓄積します。指導内容を可視化することで、専門家の指導レベルの維持・向上が図れます。

特徴

3

AI等のシステムが
指導をサポート

簡単な質問はAIが応答します。指導内容や画像等の蓄積したデータを活用することで、生産者に適した一次回答を行うことが可能です。

スマートグラスの活用

専門家は、圃場に設置した環境センサーの各種データや映像、生産者がスマートフォン等で入力した生育・作業記録等のデータを活用することで、現地圃場を訪問せずにリモート農業支援を行い、遠隔から営農指導が可能になります。スマートグラスを利用し、リアルタイムで生産者の作業目線を確認することで、現地訪問に近しい状況で営農指導を実施することも可能です。また、AIによる栽培アドバイスや病害虫診断の機能を活用することで、栽培に関する情報をいつでも簡単に取得することができます。

コックピットの様子

操作画面イメージ

導入のメリット

・移動時間の削減、移動コストの削減

・栽培データや専門家コメントを体系立てて記録可能

・作業記録から過去の栽培管理を振り返ることで、今後の生育に活かせる

・離れた距離でも、現地へ行った際と同じ精度で指導が出来る

・栽培者が変わった場合でも、栽培記録が残っているので、技術継承がスムーズに行える

使用者インタビュー

栽培スタッフ
服部 三平さん

取組の背景

気候変動や就農人口の減少により、産地の中で栽培を助け合う機能維持が難しくなってきており、専門家による指導の重要性が増加しています。遠隔営農支援サービスは、現場に足を運ばなくても複数の圃場を管理・指導できる仕組みを提供し、専門家や生産者の負担を軽減します。これにより、効率的で持続可能な農業運営をサポートし、農業の未来に向けた新たな可能性を拓いています

めざすべき姿

NTTアグリテクノロジーは、次世代施設園芸を通じて、経済的及び環境的に持続可能な農業の実現をめざしています。高度なICT技術やAI技術を活用し、大規模施設園芸に対応した環境制御を行うことで、農業の生産性向上と環境負荷の低減を両立させます。これにより、農産物の安定供給を実現するとともに、地域社会の活性化や農業従事者の労働環境の改善にも貢献します。さらに、データ駆動型の農業管理により、作物の品質向上と収益の最大化をサポートし、未来の食糧問題解決に貢献します。

次世代施設園芸向け生産・労務管理システム

Digital Farmer

AGRI CHANNEL

簡単操作で労務管理を実現するDigital Farmer

特徴

1

作業実績の見える化

作業別の進捗状況や収穫実績をリアルタイムに把握することができます。

特徴

2

作業割当ての自動化

従業者の熟練度や実績データを基に生産性の高い作業計画立てを支援します。

特徴

3

管理者の負担軽減

作業シフトの自動策定により日々の管理業務を軽減して効率アップをめざします。

ダッシュボード画面イメージ1

圃場の生産・労務実績データをもとに、リアルタイムで作業状況の進捗管理や制度の高い計画策定、進捗に応じた受発注管理により、農業経営をサポートします。これにより、経験と勘に頼らない、データ駆動型農業経営を手軽に実現でき「収穫量」と「生産性向上」に繋げます。

ダッシュボード画面イメージ2

ダッシュボード画面イメージ3

取組の背景

私たちが「DigitalFarmer」の提供に取り組んだ背景には、施設園芸分野における生産性向上と効率化のニーズがありました。特に、労働力不足や農業のデジタル化の遅れが課題となっており、経験や勘に頼った農業経営では限界がありました。これらの課題を解決するため、スマート農業の考え方を取り入れ、データを活用して作業の進捗管理や計画策定を支援する「DigitalFarmer」を開発。農業経営者が効率的に意思決定できる環境を提供し、生産性向上と収穫量の最大化をめざしています。

めざすべき姿

私たちは、「DigitalFarmer」を通じて、農業経営者がデータを活用し、より効率的かつ持続可能な農業を実現できる環境を提供したいと考えています。リアルタイムで作業進捗や生産計画を管理し、迅速かつ正確な意思決定をサポートすることで、農業の生産性向上をめざします。また、AIを活用して収穫量を最大化し、リソースを最適化することで、農業現場の未来をより明るく、安定的なものにしていきたいと願っています。

事業に関するご相談を承っています

世界の農業を支える、日本発スマート農業技術

スマート農業のグローバル展開

特徴

1

ベトナムの高温多湿環境下における高収益栽培の実現をめざして

国立研究開発法人をはじめとする産官学7社で構成されるコンソーシアムの代表機関として、内閣府主導の実証を受託しASEANにおいて日本式の農業ハウス、栽培技術によって高品質なトマトを栽培する実証に取り組んでいます(研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)2023年~)。

特徴

2

台湾における農業課題解決をめざして

日本同様、担い手確保や技術承継に課題を抱える台湾の農業に貢献するため、台湾の國立宜蘭大學(以下、NIU)およびThroughTek Co., Ltd.と連携を開始しました。今後は、日本で培っていたスマート農業技術を活用し、両国の社会課題の解決をめざします。

特徴

3

さらなる展開

ベトナム、台湾等における取組を皮切りに、アジアを起点とした海外における事業展開を目指していきます。並行して、海外で培った知見を日本農業の更なる進展にもつなげてまいります。

ベトナムで実証をすすめる農業ハウス

NTTアグリテクノロジーは、国内外のスマート農業企業、学術機関と協働し、NTTグループとしての強みであるICTの知見を発揮することで、アジアを起点にスマート農業の海外展開を開始しました。2023年からは、当社がコンソーシアムの代表機関となり、高品質なトマトを栽培するスマート農業技術の海外展開を目指す事業を実施しています。また、2024年からは台湾において、国立大学らと連携し、担い手の確保や技術承継など、日本と共通する農業課題の解決をめざし、グローバル農業支援の一環として取り組んでいます。これらの取り組みを通じ世界の農業課題解決をめざすとともに、日本のスマート農業技術の海外展開に寄与してまいります。

台湾の実証ハウス

取組の背景

NTTアグリテクノロジーはこれまで、国内で農業の課題解決に取り組んできました。日本においては、特に低収益性や技術伝承の困難性が農業における大きな課題となっており、当社はNTTグループの強みであるICT技術によってこれらの課題に向き合ってきました。一方の海外でも、多くの地域は日本と同じ農業の課題を抱えています。そこでNTTアグリテクノロジーは、国内で培ってきたスマート農業のノウハウ・技術を同様の課題をもつ海外に展開していくことで、グローバル農業支援を推進し、世界で農業の課題を解決し、「稼げる農業」の実現をめざしてまいります。

めざすべき姿

私たちは、日本と海外の両フィールドで、スマート技術による持続可能な農業モデルの実現、ひいては社会課題の解決をめざしています。そのために、多様な日本企業・学術機関の皆様と連携し、また現地における信頼できるパートナーとタッグを組みながら、各地域において課題解決に必要な様々なソリューションを模索・提供していきます。めざすべき姿として、単に自社が海外に進出し利益を得るのではなく、「①各地域の課題解決に資する」、「②海外のみならず日本農業界の発展に貢献する」海外展開を目標に据え、各フィールドでの挑戦を進めてまいります。

化学農薬に依存しない統合型病虫害防除

UVB-LEDを活用した
新しい病虫害防除

特徴

1

収量アップ!

本技術を導入することで、病虫害による被害を抑制し、廃棄処理や規格外品となる作物を減らすことができます。これにより、出荷可能量の増加と出荷作物品質の安定化が見込めます。

特徴

2

農薬散布稼働の省人化

UVB-LEDを活用した病虫害防除技術により、農薬散布作業の省人化が実現します。自動化されたシステムを活用することで、作業員の負担を軽減し、効率的に病虫害を防除することが可能になります。これにより、労働力の削減と作業の効率化が進みます。

特徴

3

環境負荷の低減

UVB-LEDを使用した病虫害防除技術により、化学農薬使用量削減が見込めます。
これにより、土壌や水質の汚染を抑え、農業における環境負荷を大幅に低減することができます。

UVB-LEDモジュール 夜間照射イメージ

病虫害による農作物被害を減らし、「生産性向上」と「環境負荷低減」の両立が可能な新たな防除技術として、UVB-LEDを活用した様々な病虫害への対応が可能な統合型病虫害防除の事業化に取り組んでいます。直近ではイチゴを対象作物として、産学官金のパートナーと連携し、圃場での導入効果検証と防除メカニズムの解明に取り組んできました。将来的には、イチゴ以外の農作物への展開や、ICTと組み合わせた防除作業の自動化などにも応用し、オートメーション化された植物工場などへの実装をめざしています。

ハウス外観

ハウス内観

いちご圃場設置イメージ①

いちご圃場設置イメージ②

UVB発光光源 照射制御画面イメージ

UVB発光光源

取組の背景

近年、日本の農作物生産環境では温暖化等を要因とした病虫害発生エリアの拡大や被害をもたらす期間の長期化や、化学農薬に対して微小害虫が薬物抵抗性を持つことなどから病虫害被害の増加が深刻な社会課題となっています。
これらの課題解決に向け、NTT東日本グループでは、化学農薬に依存しない新しい防除技術の確立に向けて産学官金のパートナーと取り組んでいます。物理的な技術である光技術の中で日本が世界最先端を誇るUVB-LEDの技術に着目し、生産現場から課題感が大きいことを確認した複数病虫害に対して統合的な防除の実現による生産性向上と環境負荷の低減を両立し、安全・安心な農作物の生産体系の実現をめざしています。

めざすべき姿

このプロジェクトがめざしているのは、環境に優しく、持続可能な農業を実現することです。具体的には、化学農薬使用量を減らし、病虫害被害を効果的に防ぐ新たな物理防除技術を確立することをめざしています。UVB-LEDを活用した防除技術により、ハダニ類・うどんこ病などの複数の病虫害から農作物を安全に守り、化学農薬依存から脱却します。この技術は、農業の生産性を向上させるだけではなく、重労働であり生産者様の負担の大きい農薬散布作業の効率化や省人化にも寄与します。現在はイチゴを対象作物として事業化に向けた取り組みを行っていますが、将来的には他の農作物や植物工場への応用も視野に入れ、病虫害防除においてもスマート化への貢献をめざします。

高齢化が進む猟師の負担軽減、IT技術で鳥獣害対策をサポート

鳥獣害対策を効率化する自動撮影
カメラ“ハイクカム”

特徴

1

迅速な撮影開始

動物検知から0.65秒で撮影が開始され、素早い対応が可能です。捕獲状況をリアルタイムで把握できるため、即時の対応や対策が行えます。

特徴

2

昼夜問わず撮影可能

赤外線ノーグローライト搭載により、昼夜を問わず鮮明な画像や動画を撮影できます。これにより、24時間体制で野生動物の監視が可能となります。

特徴

3

遠隔確認機能

通信機能付きモデルでは、メール通知やクラウド経由で遠隔地から撮影画像を確認でき、現地に足を運ぶことなくリアルタイムで状況を把握できます。効率的に管理でき、作業負担を軽減します。

「ハイクカム」は、鳥獣害対策や防犯に使える自動撮影カメラでリモート監視システムとしても活用できます。昼夜問わず鮮明な画像や動画を撮影でき、動物を素早く捉えることができます。通信機能付きのモデルでは、メール通知やクラウド経由で遠隔で画像を確認でき、罠の管理が簡単になります。防水・防塵設計なので、屋外でも安心して使用できる便利なカメラです。

LT4G(通信機能あり)

SP2(通信機能なし)

LT+(通信機能あり)

実際の撮影動画1

実際の撮影動画2

取組の背景

近年、温暖化の影響で野生動物の行動範囲が広がり、全国的に鳥獣害が増加しています。これにより、農作物の被害や人的事故が深刻化しています。また、猟師の高齢化や担い手不足も問題となり、効果的な捕獲が難しくなっています。地域の農家や猟師、自治体からは、より効率的な鳥獣害対策の導入を求める声が高まっています。こうした課題を解決するため、私たちはICT技術を活用した効率的な対策の実証を進めています。

めざすべき姿

「ハイクカム」の導入により、鳥獣害対策がもっと効率的に、そして手軽に行えるようになります。従来の手間や負担を軽減し、地域の安全や農作物の保護に貢献できることが目標です。また、これを通じて、自治体や農家、猟師の皆さんが協力し合いながら、より良い対策を取れるようサポートしたいと考えています。今後は、この技術をさらに広めて、より多くの地域で問題解決に役立つように取り組みを進めて参ります。

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【鳥獣害対策】トレイルカメラ(自動撮影カメラ)

ハイク・カムシリーズ

種子開発

育種

一次

生産

二次

加工・流通

三次

販売・消費