株式会社NTTアグリテクノロジーは、2021年8月12日より、弊社オンラインストア第二弾の取り扱い商品として、自動撮影カメラ「ハイクカム」の販売を開始いたします。
1.背景
昨今の温暖化(気候変動)による野生動物の生息範囲(行動範囲)の変化により、全国的に野生鳥獣害による農作物・人的被害が増加傾向にあります。
一方で、猟師の高齢化による捕獲に関する担い手不足も深刻化しており、農家や猟師、自治体様から鳥獣害対策の効率化に向けたご相談を多く頂いております。
NTT東日本グループでは、2019年4月より千葉県木更津市様と連携し、IoTを活用した鳥獣害対策とジビエ産業による地域活性化の実現をめざし、各種実証実験を進めております。※1
本実証で活用した自動撮影カメラの効果として以下3点が確認され、農家や猟師、自治体様からのニーズが高いことから下記商品の販売を開始する運びとなりました。
効果
- 罠周辺の状況を遠隔で確認することができ、捕獲鳥獣の種類や大きさ等の事前把握や猟師の巡回稼働の削減につながった※2
- 捕獲された際にリアルタイムで通知が来るため、迅速な処理対応が可能になった※3
- 画像で野生動物の生態を把握することができ、効率的な罠の設置が可能になった
2.活用事例
木更津市での活用事例 (お客様の声はこちら)
3.商品概要
- 商品名
- ハイクカム※4
- 種類
- ①LT4G(通信機能あり※5) ②SP2(通信機能なし)
- オプション・価格※6
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防水キャップ、 セキュリティパッケージ、 コンプリートパッケージ(LT4Gのみ)、 設定代行
①LT4G:74,580円~ ②SP2:34,980円~ - 提供開始時期
- 2021年8月12日
- 特徴
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- 工事不要で取り付けが簡単
- 赤外線ノーグローライト搭載で夜間での撮影も可能
- 最大解像度1200万画素の静止画&フルHDの動画撮影
- 動物を検知してから0.65秒※7でスピード撮影可能
- 防水防塵規格IP65を取得※8、屋外利用可能
- メール通知により遠隔地でも撮影画像の確認が可能(LT4Gの場合)

図1 LT4G(通信機能あり)

図2 SP2(通信機能なし)
4.その他用途
鳥獣害対策のほかにも、野生動物の生態系調査にも活用いただけるほか、不審者検知等の防犯カメラとしても活用いただけます。
5.お申込み
ONLINE STORE内のリンクよりお進みください。(ONLINE STOREはこちら)
今後、生産者からのご意見を頂戴しながら、ONLINE STOREにて商品のラインナップを順次拡大してまいります。